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ラジオ好き

ラジオが好き、とここで何度も書いているが、懲りずに続ける。外出時に持ち歩いているソニーのラジオに不満が募り、選手交代を強行した。まだ使えるのにお役御免にする、という意味で"強行"だが、言葉の意味ほど強いニュアンスはない。

不満の中身を並べると、感度が悪い、テレビの音声が受信できない、電池交換のたびに選局設定が必要、など。

ソニーのラジオは感度が悪い、と以前秋葉原で聞いたことがあり、実際その通りだと感じていた。今まで使っていたラジオもソニー製品らしく、感度が悪い。我慢がならないのは、名古屋市中心部からそれほど離れていないところでもFMのステレオ受信ができずに、ステレオ・モノラルのモードが頻繁に切り替わったりすること。要するに、聞くに堪えない。室内で移動せずに使う分には問題ない(ので、室内用にはソニーのもう少し大きいラジオを使用)。

テレビの音声は、もともとこのラジオを購入する際に考慮した事項で、テレビの放送方式がデジタルに切り替わって使えなくなってしまった。唯一の解決法は、デジタル放送が受信できるものに替えること。で、この観点から"後任"を選ぶことにした。もちろんソニー以外。

電池交換時の電源バックアップ機能がないのは、単に設計者の"怠慢"だろう。最近、本宅用に購入した防滴仕様のラジオ(たまたまこれもソニー製!)では1分間のメモリーバックアップがあり、最低限のマナーは守っていると思う。持ち歩いていたソニーのラジオでは、電池を外した時点ですべてのメモリーがクリアされ、電池交換のたびに時刻合わせと選局設定を行っていた。

ソニー以外でテレビの音声が入ってと探すと、パナソニックと東芝が各1種類あるだけ。東芝のラジオって使ったことがないので、パナソニックを選んだ。受信感度はいい。テレビの音も入る。電池交換でも再設定は要らない。これでめでたしめでたし、のはずなのだが。またしても気になる点がいくつか。

この製品を設計した人は自分が使うことを想定しているのだろうかという疑問が浮かんだ。ポケットに入れて使う場合を想定すると、製品の上面に操作部があったりヘッドホンの端子があるのが当然だと思うが、ヘッドホンは左側、電源スイッチとボリュームは右側、上面は10個の選曲ボタンだけ。

放送局や放送内容によって音量(のレベル)は異なるから、ボリュームは上面近くにほしいし、電源スイッチだって並んでいてほしい。脇からヘッドホンを差し込むのは使いにくい。

正確に記すと、上面に10個の選曲ボタンのほかにマイクがついている。ラジオにマイク? どうやら別のボタンを押すと補聴器のような使い方ができるらしい。補聴器? 私がほしいのはラジオであって補聴器ではないのに、ラジオの客層と補聴器の客層が重なるということか。絶句。そういえば製品パッケージの写真に、老人が写っていたし、製品自体も渋い茶色でそれらしい意識のもとに作られたことがうかがえる。

テレビの主な視聴層は60代、次いで70代らしい。それならラジオの主な聴取層も高齢化していても不思議ではない。だからといってこのパナソニックのラジオ作りは、いかにもそれらしく仕上げましたという感がたっぷりでいただけない。よくもこんな製品企画が通ったなと呆れるばかり。

パナソニックの新しいラジオを使って1カ月、たまたまスマホの設定を眺めていたらFM放送の受信アプリを見つけた。スマホにヘッドホンを差し込みアプリを立ち上げると、ちゃんと受信できた。これで、身近にあるラジオの台数がまた一つ増えたことになる。

 ワンセグTV音声-FM-AM 3バンドレシーバー RF-ND50TV
 http://panasonic.jp/radio/p-db/RF-ND50TV.html

身近にあるラジオを並べてみた。手前左から、お役御免になったソニー製、デザインがイマイチのパナソニック製、FMの留守録に使っている三洋製ラジオ付きICレコーダー、後ろはベッドサイドに常備しているソニー製。いずれも電源はエネループ。
P_20171003_203215_vHDR_Auto.jpg

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