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秋の遠足

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翌日はお隣、近江八幡の日牟禮八幡宮(ひむれはちまんぐう)に向かった。予め予定していたのは前日の安土城跡だけで、夕方、日帰り温泉に向かう途中で鳥居の前の道を通ったときに、祭りの最中であることを知った。カーナビの誘導に従っただけで、幹線道路でもないし走りやすい訳でもないのにこのルートを案内するのはどうしたものか。ちなみにこのカーナビ、八幡宮の鳥居を抜けるルートを案内しているが、わざわざ寄り道するようなところではない。第一、交通規制で入れない。

またしても駐車場。祭りのタイミングで空いているところと思い至ったのが市役所で、市役所の建物の近くには駐車スペースはなかったが、道を挟んだ向かいに広大な駐車場があった。出入り自由のノーチェックで、じつにおおらか。目的地までは片道約1kmの散歩となった。安土城下の楽市楽座をそっくり移したという近江八幡の街中は古い家並みが情緒たっぷり。

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それはそれでよかったのだが、鳥居をくぐった先には参拝者向けの駐車場をはじめ、話題の「たねや」や「クラブハリエ」、ロープウェイ乗り場などにそれぞれ無料の駐車場があった。祭りは前日までだったらしく、照明の撤収など後片付けの最中だった。今回の教訓としては、ダメ元でも下見してから駐車場所を決めよ、ということ。ただし、散歩の距離が長い方が体にはいい。

前日の流れで、いきなり近江八幡城跡に登るロープウェイに乗った。今日はらくちん。信長の安土城が本能寺の変の直後に焼け落ち、秀吉の甥(姉の子)が隣の八幡山に城を移し、城下を移した、その数年の足跡をわずか2日でたどったことになる(笑)

ロープウェイの駅から山頂を一周する道を歩いた。残念ながら本当の山頂に当たるところには行けず、唯一、秀吉の姉を祀ったお寺がそれらしい場所にあっただけ。アクセスが簡単な分、得るものも少なかったのかもしれない。また、眺めのいい場所にはやたらとハートマークのオブジェがあり、カップルで訪れて記念写真を撮るために使ってねとアピールしているような、ちょっと気持ち悪いところになっていた。

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近江八幡には「水のまち」というイメージを持っていた。ググってみると「水の都」「水の郷」の形容詞が見つかる。民家に湧き出るきれいな水と古い街並み。街なかでこれが見られるかと期待したが、道路脇の小さな堀を流れるような光景には出会えなかった。水運の堀に漂う水は緑がかって濁っていて、ここに浮かべた舟で水郷巡りをする気にはなれなかった。

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帰路も一般道をのんびりと走った。カーナビの案内は国道421号線を通れ、と出てくるが、そんな山道を走って大変な思いをした、という話を聞いていたので、カーナビの設定自体を切った。中山道をたどり、途中、富有柿の産地に寄って9個入り250円を2袋仕入れて帰宅の途についた。2日間ともいい天気で、まさに「秋の遠足」となった。

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八幡山から安土山を望む。中央手前の緑が濃い丘が安土山。

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